株式会社ぴーぷるの第22期定時株主総会を、令和4年6月28日、唐津市二タ子の高齢者ふれあい会館りふれで開催しました。

総会では、中村隆代表取締役社長を議長に、はじめに第22期の営業報告を行いました。
第22期は、唐津市・QＴnet・ぴーぷるの三者で「唐津市情報化基盤光ケーブル推進事業に関する協定」を締結し、唐津市全域を対象とした光化事業に乗り出したこと、通信事業では従来の活動方針を継続し前期以上の実績を挙げたこと、テレビ事業では視聴者の生活習慣の変化などにより契約数を減らしたことなどを報告しました。

続いて、今後の課題としてケーブル網の全面光化事業について改めて説明を行いました。この事業は、事業費約100億円のうち64億円を唐津市が補助、残りの36億円をぴーぷるとQTnetのそれぞれが負担し、令和４年度から約３年をかけて唐津市全域を光化するものでQTnetが施設を構築、ぴーぷるは施設を借りて、テレビ・インターネット・電話のサービスを行います。これにより、インターネットでは１ギガの高速通信が可能となり、教育や医療、産業への活用など、様々な分野を通して地域住民の暮らしの質の向上に貢献できること、テレビについては従来の料金に変更はなく今まで通り視聴できることなどを説明しました。また、将来的な唐津市の人口減少が懸念される中、施設を所有しない会社となることで投資を抑え、安定経営を目指すこと、他社との競争に打ち勝っていくために、利用者に寄り添ったサポートとコミュニティ放送を中心とした独自のサービスにも引き続き力を入れていくことなどを報告しました。

この後、財務諸表の説明に続いて決議事項に移り、「第22期貸借対照表・損益計算書・株主資本等変動計算書及び個別注記表承認」の件、「第22期剰余金の配当案承認」の件の２議案が株主の審議を経て原案通り可決されました。